高校2年3年対象講演会
講演会
独立研究者の森田真生先生にご講演いただきました。
この日は気持ちのよい晴天で、その空の青さからお話ははじまりました。思考が大気へ土へと広がり、この地球という星の素晴らしさが次々と解き明かされていくことに目を輝かせる生徒たち。「ただ呼吸をしているだけでも大気の組成に一役買っているように、生きていくことは他の生物が生きる場所づくりになっている」「同じことを繰り返し積み重ねることが大きな変化を生む、生命の変化の力を信じていい」「遅延がいっぱいあったほうがいい」たくさんのことを学び、どんどん成長して、もっともっと遠い場所を目指していかねばならない、と、ときに不安になりますが、講演が進むにつれ、どんなに願っても辿り着けない本当に素晴らしい場所に、私たちはすでにいるのかもしれない、と、生まれてくることができて本当によかったと、そのように思わせてくださいました。
ご講演が終わっても興奮冷めやらぬ生徒たちですが、これからの人生において、折に触れ先生のお言葉一つひとつを思い出すことと思います。