講演会

中1・2対象講演会

講演会

6月25日(木)3・4時間目に、ダチョウ博士こと京都府立大学の塚本康浩学長をお招きし、中1・2を対象とした講演をしていただきました。塚本先生はダチョウの卵から抗体を取り出す研究をしていらっしゃいます。大昔からほとんど進化をせず、驚異の免疫力を誇るダチョウ。その免疫力を生かして、先生は様々な病気への抗体を安価に作り出すことに成功し、先生の研究は昨今大変注目を浴びています。塚本先生の軽妙な語り口や面白くてかわいいダチョウの映像に笑い声をあげ、また大学での研究の様子や、抗体を作るメカニズムを真剣にうかがい、生徒たちにとって実りある2時間となりました。「好き」の気持ちを社会に役立てていく先生の生き方に多くの生徒が強く感銘を受けました。

 

新潟大学医学部 出張講義2024

講演会高大連携

昨年に引き続き新潟大学医学部より平島正則教授をお招きし、中3以上の希望者を対象とした公開講義を行いました。

「リンパ管の発生と胎児の項部浮腫」というタイトルで、問題などを交えながら分かりやすくお話しいただきました。2年続けて参加した生徒も複数おり、医学の奥深さや面白さに魅力を感じたようです。

終了後には、質問の列ができるなど、生徒にとって有意義な時間となりました。

高校2年3年対象講演会

講演会

独立研究者の森田真生先生にご講演いただきました。
この日は気持ちのよい晴天で、その空の青さからお話ははじまりました。思考が大気へ土へと広がり、この地球という星の素晴らしさが次々と解き明かされていくことに目を輝かせる生徒たち。「ただ呼吸をしているだけでも大気の組成に一役買っているように、生きていくことは他の生物が生きる場所づくりになっている」「同じことを繰り返し積み重ねることが大きな変化を生む、生命の変化の力を信じていい」「遅延がいっぱいあったほうがいい」たくさんのことを学び、どんどん成長して、もっともっと遠い場所を目指していかねばならない、と、ときに不安になりますが、講演が進むにつれ、どんなに願っても辿り着けない本当に素晴らしい場所に、私たちはすでにいるのかもしれない、と、生まれてくることができて本当によかったと、そのように思わせてくださいました。
ご講演が終わっても興奮冷めやらぬ生徒たちですが、これからの人生において、折に触れ先生のお言葉一つひとつを思い出すことと思います。

順天堂大学医学部 出張授業2024

講演会高大連携

順天堂大学医学部の小倉加奈子先生と發知詩織先生にご来校いただき、高大連携企画を実施しました。MEdit Labを主催されているお二人の先生方による工夫の凝らされた授業を生徒達は特別に体験することができました。

人体病理病態学講座教授の小倉先生による病理医に関する授業がはじまると、すぐに生徒達はお話に引き込まれ、熱心に聞き入り、メモを取り、また、積極的に発言をする様子が見られました。続いて發知先生の説明でオリジナルのカードゲーム「バナオーマ」が始まります。これはバナナの写真のカードを「食べるには早いもの」「食べ頃」「熟れ過ぎ」と判別して並べるというゲームです。そして本物のバナナを観察し、班で相談して熟れ具合の基準を決るというワークへ。生徒達は学年を超えて大変な盛り上がりを見せました。最後には先生方やお手伝いくださった医大生へ、質問する時間を設けていただきました。受験のことや大学生活のことなど聞きたいことは尽きません。あっという間の2時間半となりました。生徒達は大満足の様子。

次回は7月に大学へお邪魔して特別講演や実技体験の予定です。

中3・高1対象講演会

講演会

2024年6月7日(金)中3・高Ⅰを対象に、歴史社会学・ドイツ現代史がご専門の田野大輔先生をお招きし、「ナチズムを通して考える歴史への向き合い方」という題でご講演いただきました。生徒は皆、先生のユーモア溢れるお話に聞き入り、質疑応答では活発に手が上がりました。本講演を受けて、生徒一人一人が「歴史を学ぶ意味」を改めて考えたことと思います。

 

高Ⅱ世界脳週間講演会

講演会

2月20日(火)1,2時間目に、高Ⅱ対象の「世界脳週間講演会」を行いました。

今年度は、東京都医学総合研究所から、2名の女性研究者の方がいらしてくださいました。

桜蔭の卒業生でもある丸山千秋先生は「胎児期の脳形成に重要なニューロンに関わる研究」について、夏堀晃世先生は「睡眠覚醒に伴う脳のエネルギー代謝変動と調節機構について」お話をしてくださいました。

また、脳研究に携わることになった経緯や、女性が研究を続けることについてもお話しいただきました。

生徒の知的好奇心を刺激する素晴らしい内容だったため、講演終了後は、先生方に質問をしたい生徒が列をなすほどでした。

高校2年3年対象講演会

講演会

NPO法人フローレンス会長、駒崎弘樹先生をお招きしました。
子育てで仕事を失いキャリアを中断せざるを得ない母親たちのために病児保育や「おうち保育園」を開始したご経験から、わたしたちひとりひとりが社会の中の困った制度に目を向けて、社会のルールを変えてゆく過程についてお話しいただきました。
壇上から降りて生徒の目線に立ちお話しくださる先生に、生徒達も一心に聞き入り、驚いたり納得したり笑い声を上げたりと意義深い時間を過ごしました。

会の後半には、政治・家事労働・経営・入試など今なお日本社会に根強く残る女性差別について生徒同士で討論を行い、発表する時間をいただきました。女子校を卒業し、これから社会に出ることを意識し始めた高Ⅱ・高Ⅲにとって自分たちの生きる社会に目を向けるきっかけとなるとともに、自分たちが社会のためにできることを考えるよい機会となりました。

中1・中2対象講演会

講演会

中学1・2年生は、6月22日(木)3・4時間目に、作家の平野啓一郎先生をお迎えし、「『私たち』を生きる」というタイトルで講演をしていただきました。

私たちはそれぞれが唯一絶対の人格を持つのではなく、人との関係の中でいくつもの「私」を持っているという平野先生のお考えは、今まさに人間関係をどんどん広げている生徒達にとって良い気付きとなり、先生のお考えをもとに生徒たちはそれぞれが自分自身を振り返り、「自分」の理解を深めたようでした。

先生の気さくなお人柄に触れ、質疑応答の時間には多くの手が挙がりました。自分自身や、自分がこれからどのように生きていくかを考える、とても有意義な2時間となりました。

高校1年生 キャリア講演会

講演会

高校1年生を対象に、キャリア教育の一環として卒業生による講演会が開催されました。 

年齢も職種も様々な卒業生7名に来ていただきました。講堂にてそれぞれのお仕事の紹介を簡単にしていただいた後、各教室に分かれて、より詳細な内容をお話しいただきました。 

生徒たちは、自分の興味ある分野で活躍している卒業生の話を熱心に聞き、活発な質疑応答も行われました。これから先の職業選択において、大きな刺激になったようでした。 

新潟大学医学部 出張講義2023

講演会高大連携

新潟大学のご厚意により、医学部薬理学 平島正則教授をお招きし、高Ⅲ~中3の希望者を対象とした講義『リンパ管の発生と病態』を行い、60名ほどの生徒が受講しました。平島先生の研究内容や大学での講義について、様々な資料を用いながら分かりやすくお話しいただきました。基礎医学研究的思考が体験できるような問いかけもあり、生徒たちは「思考力」の重要さを実感したようです。

講義終了後には、多くの質問が寄せられ、非常に有意義な時間となりました。