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京都大学 出張講義『スパゲッティとフォークのたたかい』

講演会高大連携

去る11月2日(土)に京都大学理学部の先生方をお招きしての特別講義が行われ、中学2年生から高校2年生までの希望者48名が参加しました。

はじめに入試企画課西谷氏より、大学の概要や自由に研究に取り組める雰囲気についてのご紹介がありました。続いて佐々真一教授(理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻)より、2026年度入試から設定される女性募集枠についてのご説明をいただきました。女子枠の設定は研究に興味を持つ生徒達のチャンスを大きく広げてくれることと期待されます。つぎに、大学院修士課程に在籍する本校卒業生より、京都での学生生活や研究生活についてお話をしていただきました。在校生からは、卒業生から学生生活について伺う機会があまりないのでためになったという感想が多く出ました。

メインは谷茉莉先生(理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻)による『スパゲッティとフォークのたたかい』という講義です。棒に巻き付いた紐が実際にほどけていく様子の演示など中学生にとってもわかりやすい内容で、フォークにスパゲッティが巻き付くという身近な現象を物理のことばでわかりやすく説明してくださいました。講演後には質問の列ができるほどの盛況で、「堅苦しい物理のイメージが変わった」という感想もあり、生徒たちは身近な現象を科学的に考える楽しさを再発見できたようです。

生徒たちはこのような企画を通じて将来に対するイメージを積み重ね、展望を広げていくことでしょう。京都大学と今後も交流が続くことを楽しみにしています。