高校1年生 歌舞伎鑑賞教室
外部講習会参加
国立劇場で行われた「歌舞伎鑑賞教室」に高校1年生が参加しました。
第一部「歌舞伎のみかた」では、中村虎之介さんが、ポップな音楽にジーンズ姿で登場。歌舞伎に縁遠い若者も楽しめるような工夫をふんだんに盛り込んで、様々な歌舞伎の魅力を解説してくださり、さながらライブ会場のような盛り上がりでした。
第二部では『日本振袖始』を鑑賞しました。岩長姫や八岐大蛇、素戔嗚といった『古事記』『日本書紀』に見られる神話・伝説を題材にしながら、衣装や髪形は江戸時代のままという歌舞伎ならではの演出です。毒入りの美酒に酔った岩長姫の、なよよかな舞ににうっとりしていると、姫の顔には恐ろしい隈取が、艶やかな着物はギラギラ光る鱗柄の衣装に変化し、素戔嗚と荒々しく立ち廻ります。8つの頭を表現するために8人に分身した大蛇たちの見得は圧巻で、生徒たちは最後まで舞台に見入っていました。